フローリングを貼る

木のぬくもりと温かみのある部屋づくり

見た目もきれいにフローリングを貼る

一般的な複合フローリングはホームセンターで簡単に手に入ります。貼る上での注意点として
1.最初に割り付けを考える
2.基準線を真っ直ぐに出す
3.合端を隙間なく密着させる
※合端・・・馴染みよくするときのたがいの面
以上を注意いただければ、DIYで十分施工可能です。

使用する材料と道具

複合フローリング(合板で出来ていて表層だけに広葉樹のつき板を貼っているもの。)
F☆☆☆☆の材料を選定することをお勧めします。
※F☆☆☆☆(フォースター)・・・ホルムアルデヒド放散量が最も低い評価値

墨つぼ(またはチョークライン)・玄能(いわゆる金槌)・釘締め
(ネイルポンチ)・コーキングガン(床用接着剤)・さしがね
※メジャー、鉋(かんな)、掃除機もあったほうがいいです。

※下地について
厚さ12mmのフローリングなら、根太の上に下地の合板(12mm厚)は是非ほしいものです。フローリング本体と合わせて、厚さの合計は24mmとなり、住宅の床として普通に暮らす分には十分ですね。

※スマイノメキキでは特定のメーカーや商品を推奨しておりません。当ページはあくまで参考情報としてご活用ください。

割り付け

一般的な複合フローリングのサイズは1尺×6尺(303×1818ミリ)なので、部屋のサイズを測ってフローリングが縦横方向それぞれ何列で何枚になるか、あらかじめ計算しておくと良いですね。
※最近では、幅の異なるサイズのもの多く販売されてます。

部屋の内側サイズ(下図の長さA:根太の方向)が3350mmで、フローリングの有効巾が303mmの場合
3350÷303=11.05 フローリングを11列貼った残りの巾は 3350―3333 = わずか17mm。

最後の1列はすごく細くなり、事実上施工できません。
このような場合は、最初の1列の材料を巾200mm程度に縦カットすれば、最後の1列の巾が120mmとなり、十分施工できるので、このようにして最初に割り付けをよく考えておきます。巾方向だけでなく、長さ方向も同様、壁際の端部があまりにも短くなることがないように、また、継手が一直線に並ぶことがないように、最初の1枚の長さを考えておきます。(カットせずそのまま1818mmでいくのか、あえてカットしたものを貼るのか)

上の図のように、最初の1段目は壁にピッタリつけず、5mm程度離して貼るように、♂実側に基準線を打つといいです。なぜなら、壁のラインは、一見直線に見えて、完全でないこともあるからです。
少しでも波打っていたりすると、壁にピッタリつけて貼ると、フローリングの大事な1段目のラインがずれてしまいます。上図ようにすると、そのような誤差を吸収できます。 壁との隙間はあとから巾木で隠れるのでOKです。
※巾木の厚さは1cm程度なので、その厚みより少ない分を壁際から離して貼るのです。

根太のラインと基準線を打つ

捨張り用床板は12mm程度の厚さなので、板だけでは壊れてしまいます。
よって床板を支える部材が必要ですね。これが「根太」です。
※構造用合板とは?・・・構造用合板は、「下張り用床板」「捨張り用床板」ともいいます。

まず、下地合板の上に根太のラインを墨打ちしておきます。フロア釘を打つ際にこのラインが重要になります。(フロア釘は、必ず下地である根太にも届くように打ちます。)

次に、根太のラインと直角に、最初の1段目を貼るラインを墨打ちします。これがとても重要で、このラインが曲がっていると2段目以降もすべて曲がってしまいます。
※墨打ちには、墨つぼ、またはチョークラインを使うといいでしょう。

貼る手順

フローリングは、根太の方向と直交するように貼っていきます。
基準線に沿って最初の1枚を貼りますが、 このとき、♂実(おすざね)のある方向に進むようにします。
♂実の部分にフロア釘を打ってから次のフローリングの♀実(めすざね)を挿し込んで進むためです。

上図の①、②、③ の順番に張り進めていき、④のところでフローリング材をカットします。カットした材料の左側を④の位置に配置し、残った右側を次の列の左端に持っていきます。常に♂実が進行方向に露出するように配置します。
なお、長さ方向についても、巾方向と同様に、壁際の端部があまりにも短くなることのないように、割付けを考えましょう。(例えば上図の④の長さが極端に短くならないよう。)

参考サイト:DIY日曜大工で家を作る (https://diy-ie.com/index.html)




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